はぐはぐ日記

今朝は5年生での読み聞かせでした

選んだ本は



新・今昔物語絵本「鬼のかいぎ」
文・立松和平
絵・よしながこうたく

本の後ろに

「『新・今昔物語絵本』は今昔物語集を種にとり、
自然のなかにひそむ秘密や約束ごとを感じとる力を
『今昔物語集』に学びながら、今の子どもたちが、
自然と人間について考えるための絵本を作って行きたいと
願っています…」

とありました。

今日読んだ「鬼のかいぎ」は

人間の自然破壊について書いてある絵本です。

人間の身勝手な欲のために何百年、何千年も

生きてきた木が切られてしまいます

それを怒った百鬼たちが会議を開き

人間達に警告していく…というお話ですが

百鬼たち警告はけっして荒々しいものではありませんでした

最初は気づかない人間も次第に

これは自然が怒っているのだ…と気づき

大事な木を切ってしまったことを心からあやまるのです。


しかしこの絵本はこれで終わらず

現代の人間たちにも警告をしています

「どうしていけばよいと思いますか？」と

最後は問いかけられている気がします。


この絵本を読む子どもたちがこれからの

地球をどうすればいいのかなぁ

と考えることができる絵本なのかな…とも思いました。


自然破壊と人間という簡単ではないテーマですが

「給食番長」を描いた、よしながこうたくさんの描く

百鬼たちが、怖くも愛らしく

子供たちも絵本の世界に引き込まれる

絵本かな、と思います。



鬼のかいぎのもとになった古典資料に「百鬼夜行図」があり

こちらも持っていきました



小さくて見えにくいですが…



絵本にでてくるもののけがいますo(^-^)o


昨晩息子に読んだ時

「続きが気になるーー」と。

本当、続きはどうなるんだろうね